先ず、チビクロはvol.3をアップして間もなく姿をくらましました。
僕は気付いていましたが、まだ1歳だし元が小さいだけに単に太っただけだと思い込んでいる人も周囲には多かったようです。とにかく子猫を産むのはこの週あたりだろうという僕の予想は見事に当りました。お前の子じゃないの?と笑うヤツもおりましたが出産の際には安全を期して人目につかないところに移動するという習性がありますが、そのためここ数日姿を見せなくなったのであろうことはほぼ間違いないと想像がつきました。
けれども毎日そこに寝そべっていたやつが今日もまたいないとなるとやはり不安で仕事中も気に掛かって仕方がありませんでした。
姿を見せなくなって一週間程が経ったある晩、普段とは違う経路で帰ろうと思っていつもいた駐車場から50mほどにある焼き肉屋の近くの坂道を歩いていました。
梅雨を抜けきっていない時期特有のジメッとした日。街灯もまばらな薄暗い住宅地とはいえ日が長くなり、そこに猫がいればたぶん気がつかないこともないような時刻。
でも時折小雨が舞ったりしていましたのでさすがに水に濡れるのを嫌う猫そんな中を歩いているとも思えませんでした
搬屋服務。
勿論、会えたらいいなと心の隅では思っていましたが、仮に子猫を産んでいたとすればそこから離れられないのは尚更のことですからまず期待などしていませんでした。